塾講師から異業種に転職する方法を解説

塾講師から転職

現在塾講師で、将来に不安を覚えている方は少なくないと思います。

塾講師は、子どもを相手にする仕事で、とてもやりがいがある仕事ですが、土曜出勤は当たり前で、日曜日もテスト対策があれば無くなってしまうように、休日がとても少ない仕事です。

プライベートより仕事を優先できる人でないと、くじけてしまいます。

また、家族との時間もとりづらいので、理解を得なければなりません。

私も、塾講師として働いていたので、よく分かります。

ところで、塾業界は「いったん塾業界に就職すると、異業種に転職することが難しい」と言われることがよくあります。

塾業界に就職すると、ほかの業種とは全然違うので採用されないと言われてしまうのです。

でも、実際にはそんなことはありません。

年齢が若ければ、第二新卒としてどこでも転職できますし、第二新卒ではなくても転職することは可能です。

今回は、塾業界から異業種に転職するために、塾業界で経験できる強みを分析していこうと思います。

 

塾講師だからこそ経験できる強みって何だ?

一般人が持っている塾講師のイメージは、生徒に授業を展開しているイメージです。

ということは、面接官もそう思っているはずです。

でも、本当にそうでしょうか。塾講師は授業以外にもたくさんの仕事があるはずです。

まずは、授業のみと言うイメージを払しょくしなければなりませんので、どのような業務があって、どのような強みがあるのかを説明する必要があります。

塾講師の業務とその強みをまとめてみましょう。

 

塾講師の業務と強みを解説

塾講師は授業以外にも様々な業務があります。

授業よりもそのほかの業務の時間の方が圧倒的に多いですよね。授業が一番楽なんです。

授業は、プレゼンテーション能力が高いということをアピールできる材料になります。

授業以外の業務はどんな業務があり、そんな強みがあるのでしょうか。

 

授業や保護者用の資料作成

授業に用いる資料や保護者に配布する資料など、様々な資料を作成する必要があります。

資料作成のために、Word・Excel・パワーポイント・ドキュワークスなど様々なソフトを使用しているはずです。

資料作成スキルがあるという点では、強みになるといえるでしょう。

 

授業前の予習

授業をする前に、予習をすることはよくあることです。

先生だって予習をしなければ忘れます。

これは、常に勉強し続けることができるという点でとても大きな強みだと言えます。

例えば、転職先で資格が必要になる際に、大人になっても勉強する姿勢が身についているのでスムーズに資格の取得が可能になります。

大人になっても勉強をすることって、とても難しいことなんです。

 

保護者面談

塾業界に勤めていれば分かっていると思いますが、おさえるべきは生徒の心ではなく保護者の心です。塾に入れるかは保護者に決定権がある場合が多いからです。

重要顧客である保護者との面談は、とても重要であると言えます。

生徒の成績が良ければ問題ないですが、悪ければ退塾という結果になってしまい、利益を失うことになるからです。

これだけ重要な面談をしているということは大きな強みです。

特に、退塾の危険がある生徒・保護者を保護者面談を通して引き留めた経験があればアピールできるポイントです。

 

生徒や保護者に対しての営業・広報活動

友人紹介制度を活用して新たな生徒を獲得する営業をかけたり、運動会・文化祭などの積極的な参加も生徒・保護者に対するイメージアップの一環としての営業活動と言えます。

また、チラシを作成したり、HPを更新したりする作業は広報活動ですよね。

このように、様々な手段を使って集客をしている経験も強みになります。

 

非常勤講師(バイト)のシフト管理

バイトのシフト管理では、ただ単に出勤のシフトを管理するだけではなく、バイトの授業内容を確認したり、授業のアドバイスをしたり、悩みを聞いてあげたりと、バイトをマネジメントしていかなければなりません。

マネジメント経験があるという点は大きな強みですよね。

マネジメントによってバイトがどのように成長したかを説明できればより良いです。

 

生徒をマネジメントする

・生徒の指導

・生徒間のトラブルの解消

・生徒の悩みを聞いてあげる

など、生徒をマネジメントする上で様々な問題に取り組んでいるはずです。

人のマネジメントで一番重要なのは、心のマネジメントですので、その経験があるという点は強みになります。

 

生徒と保護者の仲介役

塾講師は、生徒とも保護者とも積極的にコミュニケーションをとる必要があり、時には双方の仲介役として、関係改善をしてあげるようなこともあります。

つまり、塾講師は、高いコミュニケーション能力が要求される仕事だということです。

高いコミュニケーション能力は、企業にアピールできるとても大きな強みです。

面接の場面でも高いコミュニケーションを発揮していくことが重要です。

 

どのような仕事が合っているのか

塾講師は、異業種であればどのような仕事が合っているのかと言えば、下記のような仕事が合っていると言えるでしょう。

①総務・・・社内の様々な課題・問題を改善していく仕事なので合っています。

②新卒採用担当・・・誰よりも社内に詳しくならないといけないので、勉強熱心な方が向いてます。また、学生と接点があるという点で共通点があります。

③社内SE(社内ヘルプデスク向け)・・・入社後の勉強が大変ですが、コミュニケーション能力も必要な仕事なので重宝されると思います。

 

さいごに

現在塾講師で転職を本気で考えている方は、 休みがなく忙しい職種なので、なかなか転職活動も進まないと思いますが、すぐ転職活動を行ってください。

面接のステップまで行けば、午後出勤の方も多いはずなので、平日の午前に面接ができるという点でも、ほかの業種の方よりスムーズに面接ができると思います。

塾業界からの転職は、早ければ早い方がいいです。

採用担当者側も、なんでこんな早くに辞めたんだ?よりも塾業界は大変だからなぁという印象の方が大きいです。

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