中途採用の面接の最後に、「いつから働けますか」と聞かれるケースがあります。
準備もなしにいきなり聞かれると、中途半端な回答や、不適切な回答になってしまうかもしれません。
この記事では、以下について説明をします。
・求職者の状況に応じた質問の正解の回答
・不合格になってしまうNG回答集
中途採用面接「いつから働けますか」の質問の意図
面接終盤に「いつから働けますか」という質問が投げかけられることがよくあります。
なぜこんな質問を企業はするのでしょうか。まずは質問の意図を理解しましょう。
採用する可能性が高くシンプルに入社日が知りたいため
面接をしている中で、採用したいと面接官が判断し、いつから働けるかをシンプルに知りたいので質問している可能性があります。
この場合は、入社できる可能性が高く、入社日はある程度柔軟に対応してくれます。
企業の人員補充が急務ですぐに入社できる人材かどうかを確認するため
急な退職などで募集職種の人員補充が急務なケースに直面している企業がこれにあたります。
即戦力即入社人材が欲しいので、応募者が入社までに時間がかかるような回答をした場合、不合格になる可能性が非常に高いです。
応募者の入社意欲を確認するため
採用はしたいが、転職の本気度がいまいち不明な応募者に対して質問している可能性があります。この場合は、企業に対して転職の本気度が伝わるように、具体的な入社日を伝えてあげる必要があります。
求職者に応じた「いつから働けますか」に対する正解の回答
離職中の求職者の回答
在職中の求職者の回答
不合格になってしまうNGな回答集
「いつから働けますか」の質問に対して、回答次第で不合格になってしまいますので注意が必要です。
入社日までの期間が「4か月以上」と長い
中途人材の採用目的は、人材が急に不足することによって確保する「補充要員」と人員のバランスを整えるために将来的に確保したい「計画要員」の2つに分けることができます。
内定取り消しが確実です。内定まで時間がかかるのであれば、企業にその理由を誠意をもって伝えることで、理解してくれるケースもありますし、その誠実な対応が、内定へのきっかけになったりします。(実際私がそうでした。詳しくは最後に話します。
「現時点では分かりかねます」は最悪
「わからない」という回答は最悪です。計画性の無さが露呈し、転職の本気度が全く伝わりません。
この人ほんとに転職する気あるのか??と企業は思うはずです。
「他社の選考日程次第」ということも言う必要はありません。
その日程も含めてどれくらいの日数が必要かは面接前に把握しておくべきです。
分からなければ、とりあえず「2ヶ月」でいいでしょう。
さいごに
いかがだったでしょうか。
私が転職活動をしていた時の「いつから働けますか」の回答は、「生徒の受験が終わる3月頭以降とさせていただけますでしょうか。今受け持っている生徒を責任をもって合格させてあげたいので、どうか宜しくお願い致します。」でした。
見事内定をいただけましたが、内定先の社長からは、「あの質問ですぐに働けますと答えていたら内定は出さなかったかもしれない。生徒のことも考えて欲しいし、円満に退職をしてほしいからねぇ。あの回答はすばらしい」と言われました。
私の場合は、回答次第では不合格となっていたのです。。。恐ろしい。。。
また、現役人事として言えるのは、「いつから働けますか」と質問する際は、内定が視野に入っているということなので、喜んでいい質問だということです。
中には、定型的に聞く面接官もいますが。。。
内定を勝ち取るためにも、「いつから働けますか」の問いにしっかり対応できる準備をしておきましょう。
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