中途採用の中でも、第2新卒とそれ以外では、面接の際に注目すべき点が違います。
第2新卒は、名前の通りあくまでも「新卒」なので経験豊富な中途人材とは求めているレベルが違うのです。
では、第二新卒の面接はどのような点が注目されるのでしょうか。
第二新卒に求められる能力とは?
第二新卒とは一般的に新卒で入社して3年未満の求職者のことを指します。
4大卒なら25歳、院卒なら28歳です。ただ、企業によってはもう少し年齢を高めに考慮してくれることもあります。
企業が持っている第二新卒のイメージは、「スキルはまだまだ足りないが、一通りビジネスマナーを理解していて、社会人として順応してきている人材」です。
その人の経験やスキルを重視して採用するというよりも、本人のポテンシャル(潜在能力)に期待して採用を行います。
いわゆるポテンシャル採用です。
つまり、社内に早く順応できて、戦力としてぐんぐん成長してくれる素直な人を企業は求めているということです。
第二新卒の面接ではどのようなことが聞かれるのか
先ほど説明した通り、第二新卒とその他中途人材では、求められるスキルが違います。
求められるスキルが違うということは、面接の内容も変わってくるということです。
では、第二新卒の面接ではどのようなことが聞かれるのでしょうか。
3つにまとめました。
①入社してから現在までの経験
職務経歴書をもとに、採用担当者は入社してから現在までどのような仕事をしてきたのかを、詳しくヒアリングします。
中身が薄くても問題ありません。
何度も言うようですが、求めているのはスキルではなくポテンシャルなので。
ただし、聞かれた内容に関しては、的確にこたえることができるようにしましょう。
嘘を書いても面接の中でばれてしまします。
②学生時代はどのような勉強をしていたのか
学生時代どのような勉強をしていたのかは、企業が最も重視するポイントです。
新卒採用面接でも必ず聞かれる内容ですが、第二新卒でも必ず聞かれる内容です。
スキルや経験で判断できない分、今まで学んできたことがどう社内で活かせるかが判断の基準となります。
中途採用面接の場合は、どうしてもスキルや経験の話をしてしまいがちですが、第二新卒では今まで学んできたことを重視して聞かれるので、準備不足にならないようにしっかりと答えられる準備をしておきましょう。
③なぜ転職を決意したのか
第二新卒であるということは、早期に退職をしているということなので、なぜ早期に退職をすることになったのかの説明は準備しておく必要があります。
決して、退職先の企業を批判するような理由は発言しないようにしましょう。
面接の場で発言するということは、転職先の企業でも不満があれば発言をする人物だと思われてしまいます。
ただ、残業が非常に多かったなど、事実を伝えることはNGではありません。
「残業が非常に多かった。あの会社の体制は異常です」など、批判をしてしまうとNGだということです。
第二新卒の場合は特に、ポジティブな理由で転職をするのだということを企業に伝える必要があります。
1番重要なのは人物面
第二新卒の面接では、人物面が重要視されます。
素直でコミュニケーションが円滑に取れる人物が求められます。
コミュニケーションがとれても、素直でなければダメですし、素直でも、コミュニケーションが取りにくければそれもダメです。
採用する際も、配属先にうまく馴染める人物かどうかは、重要なポイントです。
素直でコミュニケーションが取れる人物であれば、まず間違いなく大丈夫です。
企業リサーチも忘れずに
転職先の企業のリサーチも徹底して行ってください。
人材紹介会社等から得られる情報のみでは到底足りません。
人材紹介会社も、多数の案件を抱えているので、深い情報までは持っていない場合がほとんどです。
企業HPの確認はもちろんのこと、代表取締役や社長の名前を検索して、過去の取材やメディア出演実績があれば、チェックしておきましょう。
あとは、転職先の同じ業界の企業もリサーチすべきです。
なぜ同業他社のA社ではなくうちの会社がいいのか?
このような質問は想定しておいた方がいいでしょう。
さいごに
いかがだったでしょうか。
現職が入社3年以内で、転職を考えている人は、第二新卒として様々な企業にチャレンジすることが可能ですし、異業種にも挑戦できます。
また、企業としては、前職の文化に染まりきっておらず、教育コストを削減できて採用できる第二新卒はコストパフォーマンスが高い人材です。
第二新卒である期間は短いです。
本記事を通して、内定を勝ち取りましょう!
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