いままでフリーランスで頑張ってきたけど、様々な理由で一般企業に転職することを決意した方は少なくないと思います。
そのようなフリーランスの方は、そもそも一般企業で転職ができるのか不安になるでしょう。
知人・友人からフリーランスから転職は難しいといわれたり、不安になる理由はさまざまあると思います。
今回は、フリーランスから転職は厳しいかを採用担当者の視点で考えてみたいと思います。
フリーランスからの転職が厳しいかは対策次第
フリーランスから転職する場合は、一般的な転職(正社員→正社員)よりも厳しい可能性があります。
採用担当者のフリーランスの印象は、
①自営なので個人の力は高そうだが組織で仕事をする力が弱そう
②ある程度働いたらまたフリーランスに戻るのではないか
③素直に学んでくれるか不安
になります。
実際、あなたが上記に当てはまらない人であっても、面接する前はこのような感じで思われていると思ってください。
この悪い印象を打破するためにも、面接は人並み以上に対策をする必要があります。
では、具体的にはどのような対策をすればよいのでしょうか。
フリーランスから転職するための面接対策
私がフリーランスの方を面接するとすれば(実際面接してます)、3つの質問を必ずします。
おそらく、私以外の採用担当者もこの手の質問はするはずなので、対策をする必要があります。
質問その1【なぜフリーランスを辞めて弊社の入社を希望されたのですか】
なぜフリーランスを辞めるのかは、採用担当者としても1番気になるポイントです。
採用担当者からすれば、マイナスの理由で辞めるとしか考えていません。
対策としては、ポジティブな理由でフリーランスから企業に転職するのだとアピールする必要があります。
例えば、
・企業と連携してプロジェクトを進めている中で、組織で働く重要性を改めて認識した。
・御社の経営理念が、フリーランス時代に一番重要視していた理念と一致した
など、いろいろ考えてみる必要があります。
質問その2【フリーランス時代の経験は弊社でどのように活かすことができますか】
フリーランスで培った経験をどのように自社で活かせるのかは気になるところです。
そもそも、採用してメリットがあるかどうかを確認したいですよね。
フリーランスだからこそ経験できた強みを、貢献という形でしっかりとアピールしましょう。
フリーランスでは当たり前だったようなことも、実は当たり前ではない経験だったりします。
質問その3【なぜフリーランスの道を選んだのですか】
なぜフリーランスになったのかは素朴な疑問として聞かれます。
その際に、 「組織で働くことが窮屈だった」 のような、ネガティブな理由で回答することは避けましょう。
フリーランスになったことをポジティブな理由で説明することが重要です。
ただ、注意してほしいのが、あなたが考えているポジティブな理由は、希望先の企業にとってはネガティブな理由になっている可能性があるということです。
例えば、「成果を出せばその分自分に報酬として返ってくる環境で働きたかったから」という理由は、ポジティブな理由として、とらえられると思います。
でも、希望先の企業が成果主義の企業ではなく、どちらかといえば年功主義の場合、満足できずに辞めるのでは?と考えて、採用を見送るケースがあります。
自分が希望する企業が、どのようなタイプの企業かは、事前にチェックしておく必要があります。
アピールする立場だけでなく、アピールされる側(採用担当者)の立場になって考えてみることが重要です。
最後にもうひとつ
フリーランス時代の年収が高い方は、ある程度年収がダウンすることは覚悟しておいてください。
あまり年収にこだわりすぎると、転職先が絞られてしまいます。
フリーランスの方は、アピールの仕方次第では、一般的な転職者以上に面接を有利に進めることができます。
自分の強みをうまく説明して、転職を成功させましょう!!
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